「一つの中国の原則」は、中華人民共和国の主権と領土保全を守ること、中国と外交関係を持つ国は、この原則を守るべきと言います。言い換えると、国として、台湾、チベット、新疆などの独立、反政府運動を認めない、支持しない事です。
こちらは見た目上の意味で、本文の中国外交部は直接語らない暗黙知を解説します。
外交部(外務省)の正式発言は、通常の官僚の発言と異なって、挑発的な発言を控えなくてはならない。国際関係、政治のプロの人は常識として分かるでしょうが、普通の人は分からない、伝わらない内容は含まれる場合が多々あります。
「1つの中国原則」字面以外、下記の意味もあります。
- 1つの中国の原則があくまで原則であり、強制ではない。
中国外交官に抗議された時、強いられるかと、普通の人は誤解しがちでしょうが、実は、あくまで原則ですから、法ではなく強制力がありません。👇別の意味を言ってます。 - 中国の国境は戦後に国連常任理事国は共に決めた事であり、1つの中国の原則を破る事は、世界のルールを破ろうとすること。
ルール再編成では、核戦争のリスクが高めること。
ただ、一つの独特な存在とした米国は、中国とお互いの市場でもあるので、直接戦争しないこと。
戦争が必要な場合、プロキシが不可欠です。 - 中国の外交は対等関係であり、1つの中国の原則を守らないこと=中国は一つの日本、一つの米国、一つのインドを守らないこと。
勿論、中国より圧倒的な実力があり、分裂勢力の浸透を完全に遮断できることが別です。
中国の外交は基本、平和五原則ベースに国際関係を築く事、周恩来時代に定めたことです。平和五原則からも、上記の内容を説明できるでしょう。
- 領土・主権の相互尊重(Mutual respect for each other’s territorial integrity and sovereignty)
尊重されなければ、相手を尊重する必要もない - 相互不可侵(Mutual non-aggression)
こちらを侵入してきたら、止めるために相手を侵入?あり。曽て、インド、ベトナムの事例があった。 - 相互内政不干渉(Mutual non-interference in each other’s internal affairs)
中国政府は直接他国の内政を干渉する行為が見当たらないが、返しにやってもありでは? - 平等互恵(Equality and mutual benefit)
– - 平和共存(Peaceful co-existence)
一つの中国を破ることで、バランスをとるために、対策やるでしょう。
日本語の記事はほぼないが、インドを例としてざっくりと紹介します。
ラダック地方で、中国を侵入し、台湾を国として認めようの発言を受け、中国は返しとして、
- 国境で緊張状態を維持させ、インドに軍備の高い投資を維持し続けてもらう
- パキスタン、ネパールとの協力を許可して、西北→北→東北、長い国境に緊張状態を維持させる
- バングラデシュなど、南アジア諸国の軍備のアップグレードに協力して、東国境にも軍備の投資を増やさせる
- インドのメンマ国境の反政府勢力を支援して、東北部はインドからの独立に協力(正式ではない❓)
今のインドは、数十万の農業者のプロテクターはニューデリーで抗議中。加えて、上記通り、国境全体的に緊張状態を受け、巨額な軍備を購入せざるを得ない状況に陥る。
これは「一つの中国原則守る」と強調する本当の意味は伝わりになったのでしょうか。
やはり中国が「悪」だと思う方はいるかもしれませんが、中国はこれぐらい仕業で返さない限り、生き続ける事はできない。こちらは、大清国時代から学んだ教訓です。
日本は常に悪意で隣国と対応するこそ、自ら危険を招くと別の解釈でもありでしょう。
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