前回、中国は南シナ海の十一段線、戦後、日本は敗戦国として、何を中国に返したのかについて、紹介しました。次の九段線を紹介する前に、前提知識として、レジーム・チェンジ(政権交代?)について、紹介したいと思います。
中華民国はアジア初の民主国家であったが、抗日戦争の経緯があって、 当時、国民党政権から国民党員左派と共産党員の迫害等を受け、お互いに不信な状態から、内戦まで起りました。
その後の一国二制度など、全てこちらの前提である
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ちなみに、リトアニアと中国の紛争の背景も、中華人民共和国を認めるなら、中華民国を認めない約束を破ったからです。しかも、台湾の名前で、リトアニアで外交施設を設立する自体、蔡英文政権は、中華民国憲法を違反してるでしょう。
ここでは一点注目して欲しい所ですが、日中国交の原点となる、「日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明」では、「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。…台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する」と、中華民国⇒中華人民共和国、中国のレジーム・チェンジしたことをハッキリと認めてるわけだ。
中華人民共和国の建国、1949年まで、日本と中国の結んだ条約は、全て中華人民共和国は引継ぎになります。
中華民国の領土、領海、領空等の主権は、新たな政権の中華人民共和国として、引継ぎになります。
前文の紹介した南シナ海の十一段線は、なぜ、中華人民共和国は継続するのかの理由となります。
中国の領土について、中華民国と中華人民共和国を別々に記載すること自体、誤っていること、認識して頂ければ話になりません。常識外れでもある。
以下は日経新聞の南シナ海についての特集記事です。
上記の経緯を分かれば、日本マスコミの詐欺手口は、そこでバレます。
次回以降、九段線、今の南シナ海の紛争の内容に触りたいと思います。
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