【ウクライナ危機】中国、駐ウクライナ大使の発言を解析
中国駐ウクライナ大使の発言の詳細から、中国のウクライナに対する態度を解説します。
情報元:
「中国外務省、駐ウクライナ大使の発言を支持-攻撃は「決してない」」
「中国大使表示中国是乌克兰朋友,愿助乌发展经济,外交部回应」
- 中国はウクライナと友好な国、政治体制を尊重する
⇒元々、ロシアはそのプランもないでしょうが、ロシアにより、ウクライナの滅国を許さない
⇒地域情勢を悪化させる動きを支持しない - ウクライナを攻撃しない
⇒ウクライナ戦争において、ロシアに攻撃武器を提供しない
⇒今も同じだが、核保護を提供する - ウクライナは団結すべき、ウクライナの経済発展を支持
⇒中国はウクライナの内政に干渉しないが、ウクライナ東部のロシア族を含めて、
人種差別、ジェノサイドをやめ、ウクライナ全体は平和な環境を築くべき
⇒挑発をやめ、ロシアと平和な関係を保つべき。
具体的にどうするか、関与しないが、中国として、経済発展を支持する。
⇒ウクライナとして、経済発展は主軸とすべき。
難民になって、欧州へ逃げても、未来がないから、
ウクライナへ帰って、選挙で、今のナチズム政権を倒して、新たな発展をすべき。
⇒ナチズム政権の排除について、
米国と対立だが、
ロシアも中国も、ウクライナ国民にも、利益が合致する。
⇒ウクライナ族とロシア族の対立が無意味である。 - 中国は、毎年の輸入規模は3万憶ドル
⇒中国は既に、ウクライナの経済発展の支援も準備済み
⇒ウクライナの農産品は米国で魅力がないが、中国は大歓迎
⇒経済発展ならば、中国市場だけでも、ウクライナは十分儲かるわけ
⇒米国に追従するのは、戦火を招くだけ
補足:
ウクライナは世界有数の黒土地帯であり、しかも、ウクライナ全域は黒土地ですので、高質な農業に適するわけ。
但し、ソ連崩壊後、民主政権は国家戦略がないため、土地の保護、農業生産の改良等の投資は何もなく、一方的に、利益を絞っていた状況で、現地住民は貧しくなっていく一方、環境も悪くなり、農地の産量も減っていく。
不満があっても、世論は財閥に握られるから、何も変えられない。
中国東北地方も黒土地帯ですから、中国の経験を活かした、健全な農業発展はウクライナに有益である。
勿論、平和、安定なウクライナは、ロシアにも有益である。