用語のまとめ
五毛(ゴモウ、派生語:五毛党、類語:網軍、1450):
ここでいう五毛は、基本、日本の地名ではありません。
元々中国通貨、0.5元(0.1元が一毛)を表します。ここでは、中国政府はネットの世論を導くために、雇用したSNS等に投稿やコメントを追記する人を指します。
1コメントなどで、0.5元の報酬を得られる漏れた内部文書から、「五毛」という名前を、中国のネットユーザーにつけられた。日本や、台湾政府も同様に、世論を誘導するために、SNSなどでの情報発信を外注しています。
但し、台湾の場合、「網軍」、「1450」(※)と呼ぶ場合が多い。
※台北農業部門、2019年に公開された網軍を雇う予算の金額1450万台湾ドルの略
冷戦:
実際に大規模な戦闘行為を起こさず、双方で軍拡競争を行いながら相手に対して優位な地位に立とうとし、それにより経済的に疲弊した状態に持ち込むことで、長期的な観点から相手が自壊していくことで最終的に勝利すること。
(出典: マイケル・ブルームバーグ当選までの道のりその7 )
Strategic depth
中国語「战略纵深」、なぜか、日本語の単語が見当たりません。
前線(国境)から、工業コアエリア、首都、中心地、軍事生産や、その他の主要な中心との間の距離を広く指します。
例えば、日本は中国を侵略したとき、経済中心の沿岸、首都の南京が占領されても、四川で生産を確保など、いざとなるとき、猶予できるような準備ができたからこそ、長年の戦争は継続できたわけ。今は中国の東北、ロシアの遠東地域は、すべて、中米ロ、各国間、「Strategic depth」の安心を買うために、設けた緩衝地域である。
ロシアはヨーロッパよりの国ですから、広いとはいえ、工業、商業の中心は西側に近い。
もし、ウクライナで弾道ミサイルを配備したら、数分間でモスクワまで着くので、「Strategic depth」がなくなってしまうことになります。
中米ロのような大国間、対話の前提として「Strategic depth」ありきで、「Strategic depth」がない国は、どの大国の勢力に付属しなければならない。深さがなく、侵入されたらすぐ崩壊してしまうからです。
ウクライナを巡った紛争の要因の一つもこちらにあります。同国はNATOに入れば、東欧のバランスを崩して、ロシアの存亡にかかわるものである。