中国は原子力空母を製造しない根本原因
日本の2、3流軍事評論では、技術などの理由をつけているが、これらは、空母の使い方を理解しない現象の一つだ。現時点の中国は原子力空母が必要ないわけだ。
中国の空母は尖閣諸島、台湾のために持つものではなく、貿易通路の安全を守るためのものだ。アフリカ、中東、インド洋、南シナ海などで、遠洋航海ためのものだ。中国は、海上の一帯一路上、いくらの港を抑えているが、殆どの国は「核」は禁物ので、通常動力の軍艦なら問題ないわけだ。
最近、中露とイラン、オマーン湾での軍事演習から見える情報としては、近い将来、中国の空母はオマーン湾への進出も見えるでしょう。
原子力動力について、中国には課題でしょうが、難関ほどではないかもしれない。中国の核の研究は長年あるし、空母の準備も十年以上経っている中、客観的な条件は整えるでしょうから、製造できてもおかしくない。今までの経験上、中国の技術力成長は、基本、評論家たちの想像外なものだ。同じものではないが、そもそも、中国の原子力潜水艦は、アメリカの市販プラモデルからだ。
因みに、電磁カタパルト方式について、通常動力では、やはり、現在の技術力では電力不足の最大課題があるでしょう。通常動力の空母でも電磁カタパルト方式が実現出来たら、大きな技術力の飛躍になるでしょうが、そこまでアメリカ以上超えることが難しいでしょう。
電磁カタパルト方式は原子力空母と同時に発表されるかと思う。
そして、原子力空母の発表=中国以外、中国の原子力空母は入る港あることだ。